冷え対策②~腰とお腹を温める
天気の良い暖かい『小春日和』が続いていましたが、ここ数日気温もぐっと下がって、急に寒くなってきました。この時期は『冷え』と『乾燥』に要注意です。ちょっとした油断で体調を崩される方も少なくありません。今回は、冷え対策の『経穴《つぼ》』を紹介したいと思います。今日は『腰廻り・お腹廻り』の第2回目です。
◇お腹廻りのツボ
◎関元《かんげん》
おへその下3寸《人差し指、中指、薬指、小指の幅》にあります。
『元気』の元である『腎気』を補い『元気』を培います。
◎気海《きかい》
おへその下1.5寸《親指の幅の2倍》のところにあります。
『元気』の元である『腎気』を補い『元気』を培います。
◎神闕《おへそ》
おへその真中にあります。このツボの奥に
『生命力の源』である『元気《げんき》』を作る『腎間動気』があります。いわゆる身体の中の
『ボイラー室』のようなところです。
お腹のツボである、『関元』『気海』『神闕』は、『摩腹《まふく》』という推拿特有の刺激方法があります。
摩腹
腎兪・命門を『擦る』《昨日紹介》、関元・気海・神闕の『摩腹』は、全身を温めるパワーをアップさせます。冷え症の方は、是非日常生活に取り入れて頂きたいと思います。
あと、『年中腹巻き《一年中腹巻きをする》』は、すごくおススメです。冷えのひどい時は、ウエストの部分とへそ、へそ下あたりに『カイロを貼る』のも効果的です。
『推拿(すいな)』は、中国古来から伝わる『ツボ』・『経絡』を使った自然療法です。
『推拿(すいな)』では、皆さんの身体の状態に合わせて『ツボ』を選んで刺激します。そうすることで『気血』の流れが活発になり身体の状態が良くなっていきます。
『小倉養生所』では、上海発祥の『滾法(こんぽう)推拿流派』の代表的手法であるゆらぎの手法『滾法(こんぽう)』を中心とした手法を使って施療します。
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