大同北京研修旅行記⑥~城壁と廃墟
宴の後は、外に出る元気もなくすぐに就寝。よく眠れた。次の日6時、さあ散歩と思い外を見ると、なんと雪。。。
パンフレットにあった城壁までどれくらいかとフロントのおじさんに聞いてみた。おじさん曰く、この辺りは城壁を再建築して観光都市として開発をすすめているという。城壁まで歩いて20分くらい。いざ出発。降りしきる雪の中、ひたすら進む。途中、専門学校か、コンピューターや音響、モデル、芸能関係まで多種にわたっての募集要項らしきものや先生のプロフィールまでが専門学校の塀に沿って派手に掲げてある。こういうの日本にはないな。建設途中のマンション群などもある。しばらく歩くと、おおー、ドカーンと目の前に城壁が。
まっすぐ行くと、大きなバリケードが、、、。行き止まり??でもその向こうから足場不安定のまま、人やスクーターがやってくる。バリケードの中に入ってみた。え?廃墟??道に沿って、建物たちが並んでいる。ところどころガラスは割れており、人は住んでいない様子。バス停だったであろう場所もある。道の反対側は重機がたくさん。街ごとの再開発を思わせる感丸出し。
ゴーストタウンが続く
ここの住民たちはいずこへ??建設中《中には完成済みのものも》のマンションに移動するのか??こういうのも日本にはないな。などなど思いながらとりあえず、重機の沢山ある廃墟の一角から整備された城壁の一角へ移動。雪の中の城壁、壮大だ。その城壁の周りを歩いてみる。しばらく行くと公園が。そこでも雪の中、練功する人たちがいた。
雪の中の城壁
参考までに~
大同の城壁は明の洪武5年(1372年)に、大将軍の徐達が勅命受けて遼、金、元の古城の基礎に依って増加して四角形の新市街を築いた。東西の長さは1.8キロメートルで、南北の長さは1.82キロメートルで、一周は7.24キロメートルで、面積は3.28平方キロメートルだ。
2008年、大同市は全面的に歴史の文化の復興と古い都市の保護の工事を実施して、大同の古い城壁は再度修復された。修復した後に、東、南の城壁は既に対外公開した。それは雄大で独特な姿、多くの国内外の観光客を引きつけた。夜になると、城壁の夜景は非常に人を魅惑する。ライドアップの明かり、瓦面の明かり、窓の明かり、射り口の明かり、彩色絵の明かり、庇明かりなどのシリーズの美しい照明は城壁の楼閣を美しくならせて、魅力を更に備える。眼光は雄大な城壁の上空を横切って外に遠く眺めると、林立する近代化の高楼が際立たせるもとに、古風で質朴な城壁は一層吉兆が延々に続いて、偉大な雄姿が見える。約1500年前、北魏の都がここにあった。大同古城は再開発により田舎から観光都市へ変貌しようとしているようだ。現在も古城内は再開発中で各所で古い住居は取り壊され新しい明清古建築の建物が次々と建設されている。この城壁もまだ完成しておらず城壁の西側ではまだ工事の真っ最中だ。《雲岡石窟ネットより》
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