2017年10月07日

ぎっくり腰考③

『ぎっくり腰』は腰周囲の筋肉やじん帯の痙攣なので、施療は短期勝負。最初は1~2日に一度の施療でなるべく早く痛みを和らげ、一週間くらいで改善させるというのが目標。

ここで注意すべきなのは、痛みがある程度おさまっても、筋肉やじん帯はまだ痙攣しやすい状態にあるということ。痛みが治まるイコール治ったのではない。

『痛み』がある時は、『痛み』をかばった動きをする。
『痛み』がなくなってくると、『痛み』を忘れ、『痛み』をかばわない動きをする。

そこで、パッと立ちあがったり棚のものを取ったりという瞬間的に腰に力が入るような動作や長時間同じ姿勢をするといった普段は無意識にやっている日常レベルの動作・姿勢を普通にしてしまうことで再び痙攣が引き起こされ『ぎっくり腰』がぶりかえすことがある。

『良くなった』と油断せずに完治するまでケアする事が大切だ。

ぎっくり腰考③
                     経穴人形

今年の5月の初めに『ぎっくり腰』で初めて来られたAさん。4度目のぎっくり腰で、今回は今までにないほどの激痛。車の運転ができないため家族に連れられて来られる。

今まで『ぎっくり腰』になったときは整形外科で注射を打ってもらっていたそう。半年前になった前回のぎっくり腰のあと、いつも腰に違和感は感じていたという。

一回目の施療。どうも仙腸関節付近に病巣があるようだ。施療後、まだ痛みは残っている。でも来た時よりは良い。ということだったので、無理しないように、冷えないように《シップは良い》とアドバイス。次の日の予約を入れてもらう。

二回目の施療。前日の施療後は割とよかったが、今朝起きるときかなりつらかったとのこと。施療中の体位変換時の痛みなど昨日よりかなり軽減。いい感じ。施療後もかなり改善、Aさん少しびっくりしている。二日後の予約を入れてもらう。

三回目の施療。前回の施療後、劇的に改善。ただ違和感は残っている。車を自分で運転してこられる。施療中の体位変換時の動きはかなりスムーズになっている。施療後は良好。痛みが軽減してからの注意事項等説明。次回の予約は三日後に。

四回目の施療。今回のぎっくり腰の影響はほぼ消滅。これからもう二度とぎっくり腰の起きない腰を作っていこうということで当面は週一回の施療を提案。自宅でできる簡単な気功ストレッチを紹介。

その後Aさんは、いつも感じていた腰の違和感もなくなり、再発もなし。今は月一回、身体のメンテナンスの意味で通ってこられている。



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Posted by 滾法先生 at 17:55│Comments(0)推拿
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